上妻さんのアイガモ農法による稲作が順調である。早朝、散歩方々田んぼに足を運んでみた。ピーピーといった鳴き声と水を掻きながら移動する音が聞こえてくる。アイガモの姿は生い茂った稲で見えない。時折、空中を飛ぶ虫をジャンプして食べる時、首だけが瞬時に見えるだけ。近づき過ぎたこちらの足音に驚いたのか、集団が水しぶきを上げて一斉に遠さかってしまった。だが、上妻さんの場合は違うようだ。毎日一回、給餌に行く上妻さんの車の音には寄って来るそうである。何はともあれ、除草効果も稲の生育も良好で喜ばしいことである。アイガモの役目は出穂期で終わる。